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普段の臨床で背臥位や側臥位のポジションで介入することは多いと思いますが、腹臥位を選択することは少ないと思います。
また、寝返りや起き上がりなどに問題ない方には口頭指示だけで腹臥位になってくれると思いますが、運動麻痺や高齢者などに対しては、セラピスト側が誘導や介助をしないといけないので難しいと思います。
しかし、腹臥位を選択することによって、前面筋群への感覚入力や床上動作などの体位変換や下肢の抗重力活動を促すことなど様々なメリットがあります。
PNFでは、ベーシックコースで床上動作やマット動作と呼ばれる治療介入もあり、実用的な介入を学ぶことができます。
今回は、腹臥位を選択する利点などを紹介していきたいと思います。
また、実際に自分の症例にどのように使えばいいかや、整形外科疾患だけでなく、脳卒中など運動麻痺がある方への具体的な介入方法やテクニックの使い方などについて知りたい方は、オンラインで個別指導も行なっておりますので、お気軽お声かけください。
腹臥位の利点は?

腹臥位の利点として、
- 上下肢伸筋群の抗重力活動促通
- 上下肢伸筋群の負荷量を加えた抵抗運動
- 腹側への感覚入力
- 背筋群の筋活動促通
- 前面筋群の伸張
などがあります。
腹臥位の注意点は?
腹臥位で治療を行うときの注意点として
・首や肩・腰のポジション設定(亜脱臼や首に違和感がある場合は特に注意が必要)
・動作変換の手順(マット動作の動作手順で行うと行いやすいです)
・対象者の覚醒レベルや呼吸状態
などがあります。治療として腹臥位を行う利点はありますが、目的の動作を獲得する上で必要なのかを考えて行う必要があります。
臨床の使用例は?
臨床例として、
・歩行時の下肢の伸筋群の促通
・下肢の可動域改善
・胸腰椎伸筋群の促通
・腹側への感覚入力などで
ポジションを選択することがあります。
介入例として、pusher症候群など伸展活動が強い場合の方にも、座位や立位の介入前に行うことで、
前面筋群の感覚入力や体位変換を通して空間認知などの促通につながることもあります。(体位変換
や腹臥位時に麻痺側側や頭頸部のポジショニングや肩の亜脱臼など痛みに注意が必要)
また、下肢の筋力強化する際も腹臥位で行うことでより負荷を強く介入することができます。
腹臥位へ姿勢変換する際に、単純に口頭指示だけでは難しい方(脳卒中や圧迫骨折など)も多いと思います。そのため、セラピストが筋活動や運動分析して必要な要素に対し、重心移動・運動の手順やパターンを用いたりなどして介入も合わせて行なっていきます。
これが行えるだけでも、床からの立ち上がりなどにつながり、転倒時の起き方指導や正座や布団など片付けや起き上がりなどのADL,IADL動作の介入にも行えるようになります。
これの手順はマット動作の中に含まれます。
マット動作について知りたいかは、別記事で紹介していますのでご覧ください。
まとめ
以上腹臥位のポジション選択の利点について紹介しました。
運動麻痺や痛みなく腹臥位へ姿勢変換することが、
難しい場合がありますが、手順や重心移動を考慮することで
スムースに行えることがあります。
目的に合わせてポジションを選択していきましょう。
ご覧頂きありがとうございました。
また、実際に自分の症例にどのように使えばいいかや、整形外科疾患だけでなく、脳卒中など運動麻痺がある方への具体的な介入方法やテクニックの使い方などについて知りたい方は、オンラインで個別指導も行なっておりますので、お気軽お声かけください。




