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今回は下肢のCIの検査例)について紹介していきたいと思います。コース中ではCIとFALの検査が必要で受講者たちで検査を考えていかなければならないです。
歩行や立ち上がりなど、普段の臨床で行なっている検査などその場で簡易的な検査が行えればいいですが、ゴルフのスイング動作やボーリング時の膝の痛みなど、IADL動作などになると難しい場合もあります。
そのため、事前に簡単に行えるCIの検査を準備しておくことで治療もスムーズになることが多いです。実際、講習会時に患者デモなどで治療を行なっていきますが、CIとFALの検査は時間がかかる方が多いです。
講習会だけでなく普段の臨床や治療でCIの数値化できる検査例について紹介していきたいと思います。
また、実際に自分の症例にどのように使えばいいかや、整形外科疾患だけでなく、脳卒中など運動麻痺がある方への具体的な介入方法やテクニックの使い方などについて知りたい方は、オンラインで個別指導も行なっておりますので、お気軽お声かけください。
中臀筋

FAL:配膳する時を汁物こぼれてしまう
CI:中臀筋の筋力低下
【筋力検査】
環境設定:患側上側臥位
①患側を外転させる
②患側下肢踵骨隆起~ベッドまでの高さ
③メジャーで距離を測る(cm)
④治療前後に再度評価
MMTでも筋力検査は行えますが、実際MMT4,5になるとセラピスト側の徒手抵抗では主観的な要素が強くなります。また、実際に測定器なども普段の臨床では用いることが少ないと思います。床からの高さであれば、患者さんも理解しやすことが多いです。
また、時間がある場合は、介入前後でビデオを撮ることで高さだけでなく、スピードや持久性、遠心的な下肢のコントロールなども評価や問題点を説明しやすいです。
注意点
- 骨盤の回旋
- 支持基底面の設定(上肢のつく位置,つけないのか)
- 膝の角度に注意
検査時に骨盤の位置や膝の角度など代償に注意して行いましょう。
腸腰筋

FAL:段差を昇る時に足が上がりにくい
CI:腸腰筋の筋力低下
【筋力検査】
環境設定:立位で壁に向かって立つ
①壁に向かって立ち、股関節を屈曲してもらう
②床から~外果までの高さ
③メジャーで距離を測る(cm)
④治療前後に再度評価
股関節の屈曲角度を高さなどで評価するので患者さんも理解しやすいです。腸腰筋の筋力評価だけでなく、対側下肢のバランス時にも同様に検査することができます。バランスの検査時には、一緒に時間も計ることで介入前後の効果判定を端的に伝えやすいと思います。
バランスが悪い場合は、立脚側の足底位置がずれやすいので、テープなどを貼り足の位置がブレないように注意して測定していきましょう。
【注意点】
- 体幹の伸展などの代償
- バランス不良の有無
- 骨盤の回旋
検査時に骨盤の回旋だけでなくバランスにも着目しましょう。屈曲角度とともに後方へバランスを崩す場面や動揺する場合は、バランスの問題や可動域の問題もあるので精査しましょう。
前脛骨筋
FAL:歩く時に足が躓きやすい
CI:前脛骨筋の筋力低下
【筋力検査】
環境設定:座位・立位
①足関節背屈してもらう
②床~足底までの高さ(母趾から床)
③メジャーで距離を測る(cm)
④治療前後に再度評価
足関節の背屈筋や自動運動域を高さで評価する検査になります。歩行では包括的に下肢や体幹などの協調性が必要になってきますので、ボトムアップでの個別の機能評価も大切になります。脳卒中の方で背屈動作の代償で、骨盤後傾や股関節屈曲・外旋方向に動かして背屈をすることもあるので、代償に注意してしっかりと検査していきましょう。
【注意点】
- 踵骨はついた状態で行う
- 可動域の問題がないか確認
- バランスの問題の有無
歩行時の場合は、座位・立位で行うことでバランスの問題か筋力の問題かを確認することができるので両方確認していきましょう。
まとめ
以上下肢のCI例)について紹介していきました。
普段の臨床での筋力はMMTで計ることが多いと思いますが、セラピストは変化を感じることが分かりますが、対象者自身が自覚するのが乏しい場合もあります。
高さや距離、時間など客観的に視覚化できる評価を行うことで自覚しやすいことも多いです。
セラピスト側も普段臨床で使っている、メジャーやリハ室などで時間もかからず評価・検査しやすく、患者さんも介入前後での効果判定の結果を実感しやすいのでおすすめです。
目的の動作の機能レベルの問題の検査を行い問題解決に繋げていきましょう。
臨床で動作分析や個別の身体機能評価などに自信がない方もいると思います。別記事で歩行や立ち上がり、寝返りなどの動作分析や、下肢や上肢、体幹の個別の機能評価や評価から治療への臨床推論など
臨床に役立つ書籍も紹介していますので、合わせてご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
また、実際に自分の症例にどのように使えばいいかや、整形外科疾患だけでなく、脳卒中など運動麻痺がある方への具体的な介入方法やテクニックの使い方などについて知りたい方は、オンラインで個別指導も行なっておりますので、お気軽お声かけください。


