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PNFではテクニックという技術があります。痛みや可動域改善、筋肉のコントロール、バランス改善など10個のテクニックがありパターンや実際の歩行やADL動作の治療介入に使っていきます。
また、IPNFA®︎のベーシックコースで習い、PNFで治療を行うためには必ず抑えないといけいない内容になります。
このテクニックを学ぶことで、臨床での治療のバリエーションや歩行や立ち上がり、ADL動作などより機能的な活動の改善につながっていきます。自分も普段の臨床でとても利用しており介入結果だけでなく、患者さんも自分が正しく運動を行えているか、苦手な動きだなと、実感しやすいことが多い印象です。
整形疾患だけでなく、中枢、スポーツ分野の介入も行えます。今回はテクニックの概要などについて紹介していきたいと思います。
また、実際に自分の症例にどのように使えばいいかや、整形外科疾患だけでなく、脳卒中など運動麻痺がある方への具体的な介入方法やテクニックの使い方などについて知りたい方は、オンラインで個別指導も行なっておりますので、お気軽お声かけください。
【PNFのテクニックとは!?】

PNFには10個のテクニックがあります。
一般的に広く知られているが、可動域を改善するホールドリラックス(PIR:等尺性収縮性後の弛緩)になりますが、PNFにはそれ以外にも多くテクニックが存在します。
テクニックは、対象者の問題点に対してそれぞれ利用でき、痛みを緩和するテクニックや、運動学習や筋のコントロールを改善させるテクニックなど様々あります。
テクニックを用いながら、感覚刺激や放散やパターンなど基本原理・手段を用いて治療を進めていき、問題解決を行っていきます。また、歩行や立ち上がり、起居動作などに必要な筋のコントロールや代償動作を改善するために正しい運動を教えるテクニックを使います。
端坐位が不安定な方や脊柱管狭窄症などで下部体幹の不安定性や腹筋と背筋の緊張のコントロールなど細かな運動にも使ったします。
最初は、テクニックの手順やパターンと利用するのが難しい場合がありますが、バリエーションが多く問題解決の糸口にもなり日々の臨床で利用しやすいです。
PNFテクニックも種類は!?
PNFには10個テクニックがあり、テクニックを大きく分けると、
【主動筋テクニック】動筋に対して行うテクニック
- Rhythmic Initiation(運動を教える)
- Combination of Isotonics(筋のコントロールを高める)
- Repeated Stretch from Beginning of Range(筋収縮を高める:運動開始)
- Repeated Stretch thought Range(筋収縮を高める:運動域中)
- Replication(目的の位置を教える)
【拮抗筋テクニック】動筋だけでなく拮抗筋の運動を伴うテクニック
- Dynamic Reversals(協調性を促通)
- Stabilizing Reversals(安定性を高める)
- Rhythmic Stabilization(微細な安定性を高める)
【リラクセーション/ストレッチテクニック】筋のリラクセーション、柔軟性を改善するテクニック
- Contract-Relax(可動域の拡大)
- Hold-Relax(可動域と痛みの改善)
に分けられます。
テクニックは手順や方法が難しいものがありますが、対象者の問題解決には必須になってきます。
特に拮抗筋テクニックは最初の難関で、最初はみなさん戸惑うことが多いです。
パターンを用いて利用する場合はグリップや正しい運動の軌跡、グリップの持ち替え、動きを切り替える時に筋緊張を抜かないように注意しましょう。
これは書籍だけの学習は難しいので、正しいハンドリング指導を行なっていただくことが重要です。
また、分類やテクニックの方法や利用目的は筆記テストにも出題されることがあり、とても大切な内容になります。
テクニックの手順は?
参考書に手順がしっかり載っていますので,目的や行い方を理解することができます。
しかし、実際の力の量や運動を切り替えるタイミング(ハンドリング)などは本だけでは難しいです。PNFでは抵抗量やグリップ,身体の使い方など様々なところに注意しながら治療を行なっていきます。
参考書で基本的なことを理解して勉強会などで実際のハンドリングを学ぶとより効果的に治療介入が行えると思います。
どんな疾患などに使える?
結論疾患問わず利用することができます。
疾患問わず可動域やバランス,痛み,協調性などの問題は多くみられると思います。運動療法を行う中でこれらのテクニックを用いることで様々な介入が行えると思います。
難しい例として挙げると,運動麻痺でBrs上肢Ⅱ方に対して自動運動は難しいので、直接的にDynamic Reversalsなどは難しいので対象者の機能を考慮して介入することが大切になります。
また、PNFの治療の考え方でポジティブアプローチがあるので、対象者の残存機能やいいところを利用して、弱いところを賦活させることも大切にしているので、患者さんの身体の状態に合わせて介入しましょう。
直接的か間接的な治療などどちらを先に行なった方がいいかなどを考えることも大切なので、目的に合わせて選択していきましょう。
テクニックが使えない時は?
テクニックは、対象者の協力が必要になるので、意識障害がある場合は利用することができません。
テクニックが利用できなくても、PNFには哲学(考え方)や基本的原理・手段(固有感覚や外受容性刺激、神経生理学原理)などを、利用して介入していきます。
別記事でPNFの神経生理学原理を紹介していますので、合わせてご覧ください。
テクニックとパターン一緒に行う?
結論別々で使うこともできます。
テクニックとパターンを一緒に利用すると、運動連鎖などを用いて機能的な治療介入を行う際にとても有効です。
例)FAL:浴槽のまたぎが苦手,つま先がひっかかる
- パターン:下肢の屈曲-外転-内旋(膝の屈曲を伴う)
- テクニック:Combination of Isotonics(筋のコントロールを高める)
しかし必ずしもADL動作や目的の動作がパターンの動きの要素ではないこともありますので、テクニックだけ利用することもあります。
例)FAL:立ちっぱなしの時に膝がグラグラする。膝の内側が痛い
- ポジション:背臥位や立位で股関節・膝関節伸展位
- テクニック:Rhythmic Stabilization(微細な安定性を高める)
筋力や協調性,バランスの改善も動的や静的,姿勢など改善したい内容が異なる場合が多いので目的に合わせながらテクニックを選択していくことになります。
まとめ
以上PNFのテクニックについて紹介していきました。10個のテクニックが使えることで治療のバリエーションが増え多くの方の問題解決に役立つと思います。
テクニックは疾患問わず利用することができるので、整形外科疾患だけでなく、脳卒中やスポーツコンディションニングにも介入できるので、治療の幅が広がります。
また、実際に自分の症例にどのように使えばいいかや、整形外科疾患だけでなく、脳卒中など運動麻痺がある方への具体的な介入方法やテクニックの使い方などについて知りたい方は、オンラインで個別指導も行なっておりますので、お気軽お声かけください。






