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今回は、側臥位を選択する時の注意点を紹介していきたいと思います。
側臥位は肩甲帯、骨盤帯パターン時だけでなくポジションを変えて上下肢のパターンやイラディエーションを用いて治療する時にも利用することがあります。
側臥位は臨床上良く利用することもあり、マット動作時にも必要になるので押さえていきましょう。
側臥位時の開始ポジションの注意点は?
側臥位は背臥位や腹臥位と比較して支持基底面が狭くバランスが不安定な方の場合筋緊張が亢進する場合もあります。また、上側にある上下肢は空間に浮いた状態になるので、筋緊張が強くなる場面も見られる印象です。

- 頭部の位置
- 脊柱と骨盤の位置
- 上肢と肩甲帯の位置
- 下肢の位置
に注意する必要があります。
よく臨床で見られる代償や筋緊張の亢進として、側臥位で股関節伸展制限に対してストレッチや可動域訓練時に、患者さんから大腿筋膜張筋部分にだるさの訴えや、片麻痺の上肢のポジショニングしていない状態で大胸筋群の緊張が強く見られるなど経験があると思います。
頭部の位置
よく見られるのが、枕の高さがあっていない場合がみられます。高さによって側屈と回旋の代償が出ることが多いです。低い枕では、上側の胸鎖乳突筋や僧帽筋などに持続的伸張が加わり痛みや代償動作に繋がることが多いです。

位置関係の確認として、
- 頭頸部が側屈・回旋していない状態
- 頭頸部が生理的前弯してい位置
- 耳垂に対して垂直に下ろした位置に肩甲帯がある
に注意していきましょう。
脊柱と骨盤帯の位置
多いのが脊柱に対して骨盤が前方や後方に回旋していることが多いです。女性の場合は骨盤帯の形状の兼ね合いや生理的前弯が強く前方へ回旋していることが多い印象です。また、男性の場合は、股関節の制限も多いことがあり後方へ回旋していることが臨床上多いと思います。
また、片麻痺の方の多くは体幹周囲筋群の不安定性が多く後方回旋していることが多く、肢位をキープできる安定性がなく、結果動的バランスにも必要な安定性も乏しい結果、寝返りなどの動作を阻害する因子の評価にもなります。
- 脊柱に対して骨盤帯の生理的前弯
- 胸椎が過度に後弯していない
- 腰椎の過度な側屈が出ていないか(女性で骨盤帯が広い方に多い)
などに注意しましょう。側屈が強く痛みがある場合は、ポジションを変更するか、骨盤帯と腰椎の間にタオルなどを入れて調節しましょう。
上肢と肩甲帯の位置
よく見られるのが、下側にある上肢の位置を考慮していないことが多いと思います。下にある肩甲帯と上肢が後上方にある状態で体重がのり、結果痛みなどに繋がる場合があります。また、不安定な状態にもなりますので、イラディエーションを目的とした反応が出にくいなどにも繋がります。
- 上側上肢の過度な内転
- 下側上肢の引き込み
- イラディエーションを目的にした場合は目的の反応に合わせて調節
に注意しながら行い、片麻痺や腱板断裂の方などの介入の場合は、枕やタオルなどを用いて痛みが出ないようにしながら介入しましょう。
下肢の位置
下肢の位置として60°程屈曲位にさせることで骨盤帯が生理的な前弯や骨盤帯の側屈や回旋など代償が出ないようにします。
よく臨床で見られる代償として、骨盤帯が広く股関節が内転・内旋し股関節周囲の違和感や痛みにつながることが多いです。また、股関節が硬い男性や腰痛がある方の場合は大腿筋膜張筋や腰方形筋の伸張に違和感と痛みの訴えが聞かれるので、両下肢の間に枕を入れるなどしましょう。
- 骨盤帯と下肢の位置確認
- 両股関節60°ほど屈曲
- 内転や内旋などの代償に注意
- ポジショニング(腰痛や股関節が硬い場合など)
に注意していきましょう。
まとめ
以上側臥位の時の注意点について紹介していきました。
臨床例として、脊柱の可動性や体幹の不安定性がありパターン時に代償が出る場合があるので反応を見ながら行いましょう。
特に開始ポジションが正しい位置出ない場合、イラディエーションを用いた治療時に目的の反応が出ない場合があります。
対象者の骨格に合わせて、下肢に枕やウエストにタオルを入れるなどしてポジショニングしていきましょう。
ご覧頂きありがとうございました。




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