【PNFでのゴール設定・臨床推論方法は!?】

PNF疑問集

今回は、PNFで行う治療手順や、評価・検査方法について紹介していきたいと思います。

国際PNF協会の認定講習会では、患者治療が含まれています。アドバンスコースからは、テストに含まれるので評価・検査、治療までの流れも

重要になってきますので、ポイントを押さえていきましょう。また、別記事でPNFの治療の考え方も紹介していますので合わせてご覧ください。

【PNFとクリニカルリーズニング!?】

臨床推論(クリニカルリーズニング)とは、

対象者の訴えや症状から原因を推測し,仮説に基づき適切な検査・治療法を選択し対象者に最も適した介入を決定していくプロセスになります。

また、仮説と実証の工程を繰り返し実施していくことで、より良い結果が出ることがあります。

PNFでは、臨床推論を進めていくときにICFの概念に沿って行なっていきます。心身機能構造レベル、活動・参加制限レベルに対して原因となる障害因子に対して、SMARTを用いて治療を進めていきます。

PNFでは構造レベルの治療だけでなく、活動レベルの治療を一連の流れて行っていくためより目的をもって治療を進めることができます。

また、簡易的で客観的に確認できる活動レベル・構造レベルの評価を行うため、治療者・対象者共に理解しやすいのが特徴的です。

PNFでは個別の身体機能的なアプローチだけでなく、痛みや筋力など動作阻害する因子や動作自体を改善するための介入方法など様々治療介入方法が体系立ててあるのも強みです。

そのため、“この疾患だから○○と〇〇“をとりあえず行うということはなく、その疾患名から予測される機能低下や実際にその方が抱えている悩みや動作制限とどのように関係しているかということを確認し治療介入を進めていきます。

PNFでの目標設定の考え方は!?

PNFでは、SMARTを利用して目標設定を行っていきます。臨床の中で悩むのがゴールや目標設定がありゴール設定の考え方としてSMARTがあります。

SMARTは頭文字をとっており、

  • Specific:具体的
  • Measurable:測定できる
  • Achievable:達成できる
  • Relevant:関連している
  • Timed:時間、期間

SMART の利点として、ゴールが明確で治療者、対象者ともに主体性が得られるので動機づけにも繋がります。

普段臨床で行なっている長期目標や短期目標設定だけでなく、1回の治療毎や1週間毎の治療目標など対象者とセラピストが決めていくことが大切になります。長期的視点だけだとなかなか人によってはモチベーションの維持や変化を感じづらいことも多いと思います。

そのためSMARTを利用することで身体機能改善だけでなく機能を活動や参加レベルに紐付け対象者の生活に繋げていくためにも重要となります。

PNFの評価・検査方法は!?

PNFで評価・検査する場合は、FAL、CIに分けて評価・検査を行います。

基本となる考え方は、ICFを用いて行い、活動/参加制限レベルの評価・検査、身体機能・構造レベルの評価・検査を行います。

講習会中では治療を行う中で前後に評価/検査を行うので簡単で対象者が分かりやすい内容にする必要があるので、

FAL、CIともに客観的で数値で分かるものを利用する必要があります。

別記事で詳しく解説しておりますので、ご覧ください。

CIのポイント

構造レベルの治療を行う際に留意しないといけないこととして対象者の問題点に沿っているかということになります。

  • 動作を1番阻害している問題点選択
  • 活動レベルの治療に合っているか
  • 治療の順番(可動域,筋力,協調性,筋のタイミング)
  • 動作に必要な筋様式やタイミング

などを考慮する必要があります。動作に必要な角度や筋のタイミングや姿勢など実際の活動に必要な構造レベルを改善する必要があります。

FALのポイント

FALを行うときも実際問題になっている動作に即した評価や検査、治療介入を行う必要があります。

  • 活動レベルに沿った評価/検査
  • 動作の細分化
  • 課題の難易度を調節
  • 筋のタイミングも考慮
  • 動作に必要な筋様式

などを考慮する必要があります。実際に筋力訓練を行うときも、単純に行うのではなく、CKCのポジションや動作に必要な筋収縮やタイミングを目的に介入を行う必要があります。

例)歩行時LR時にknee in して右膝の内側が痛い

  • 臥位でCKCでのLR時に必要な可動域での筋力訓練
  • 足底から荷重刺激を与えてからの筋のタイミングの治療

また、課題の難易度も調節しながら評価する必要があります。それにより対象者も改善度やどのくらいまで自分で行なって良いのかなども可視化することができます。

例)ソファーから立ち上がるときに右膝の内側が痛い

  • どのくらいの椅子高さで痛みが出るか(40cm○,30cm×など)
  • 同じ動作でどのくらいの時間がかかるか
  • 荷重量はどのくらいかけれるか(体重計を使い荷重量を評価)

まとめ

以上PNFの評価・検査方法について紹介していきました。

日々の臨床進める上で目標設定、評価・検査は重要な項目になると思います。

また、講習会を受講するまでにスムースに行えるようポイントを押さえていきましょう。

ご覧いただきありがとうございました。

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